フォアハンドが迷子になった
色々書こうと思うのでまずテニスの話から書いてみよう。
一応大学から硬式テニスを始めて4年目になった。
先日もサークルの合宿に参加してドローにも恵まれ初のベスト8を勝ち取ったわけだが致命的な事実を確信した。
フォアハンドが…入らない…
説明しよう。フォアハンドとは利き手側に飛んできたボールをワンバウンドさせてからラケットで打つショットのことをいう。
お箸を持つ方の手で打つもんだからテニスにおいて最もオーソドックスなショットだ。
しかし困ったことにぼくの右腕から放たれるフォアハンドはテニスコートという枠組みに囚われない。何割かの確率でその枠組みを大きく超えてノーバウンドでフェンスに直撃するのだ。
あいにくテニスは飛距離を競うスポーツではないのでこれは「アウト」として相手に点が入る。この無重力のフォアハンドを24回繰り出してしまうとその時点で敗北してしまうという危機的状況だ。
フォアハンドが迷子になってから幾ばくの月日が流れ、その中で対処法を考えた。
某王子様のようにスーパープレイはできないことが大前提だ。
現実的に対処法を考えた結論が以下のものだ。
・右手は不浄の手だと考え、フォアハンドを打たない。
・止む無く打つ場合は相手にぶつける
・サーブは自分にしかバウンドが予測できないように異常なトスをあげる
・相手の頭部にボールを当てて一時的に視覚を奪う
・目を赤くする
これで勝てる(確信)
しかしこれどっかで見たような…
プロテニスプレイヤーに、俺はなる(ドンッ)
完